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12月22日 冬休みの目標を決めよう

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今週で2学期が終わるお子さんも多いのではないでしょうか。 教室では,冬休みに向けてお子さんの目標を立て始めています。 自分自身で立てたり,先生とお母さんでそうだんしたりと, お子さんによって立て方は様々です。 今日の療育では,Kくんの冬休みの目標を一緒に考えました。 勉強や運動,お手伝いなど,ジャンルごとに目標を決めて,それを達成するための 具体的な作戦を考えます。 目標を立てた後の,「それをどうやって達成するのか」という,具体的な手順を 考えることが重要です。 勉強では「算数と英語を頑張る」という目標を決めたKくん。 「具体的に,何を頑張るの?」と聞くと,少し考えてから「苦手なところを復習する!」と宣言。 他にも, 「早寝早起き」を達成するために「目覚ましをかける」や, 「雑巾掛けをする」を達成するために「ゴミが落ちていないか確認する」など, 具体的な作戦を考えることができました。 「全部やる」「頑張る」だけでは,課題自体の精度が落ちたり,何を頑張ればいいのかが わかりにくくなってしまいます。 お子さん1人だけで考えることが難しい時は, 「具体的にどうする?」「どうすれば達成できるかな?」などの 声がけをするなど,実行機能をフォローすることが必要です。 実行機能の『望ましい目標の想定』『合理的な手順』をしっかり詰めて, 課題を実行することが重要ですね。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

12月10日 使える動詞を増やそう!

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日のトピックは,コミュニケーションについてです。 たくさん言いたいことが増えたKくん。 PECSブックを使いこなして,先生に「◯◯ください」「◯◯行きたい」と伝えることがとても上手になりました。 その他にも先生やお母さんに伝えたいことがたくさんあります。 適切に伝えるために,まずはKくんが何を伝えたいのかを知ることが重要! 本人が言った言葉や動作,その時の状況を記録に取り,本人が伝えたかったことを分析していきます。 勉強が終わって帰る支度を始めたときには,「トイレ?」とお母さんに向かって言いました。 状況や結果を分析した結果,「トイレに行きたいです」の言い方を教えることになりました。 これを繰り返し,Kくんが伝えたいことをカードにして,使える動詞を増やしていく。 ツールが充実していくことで,言いたかったことが相手にスムーズに伝わります。 「伝わった!」という成功体験を,少しずつ積み重ねていきたいですね。  <ずっと一緒だよ TASUC国立>

第四回教材マスターの集いのお知らせ

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こんにちは,TASUC国立の藤沼由美子です。 今回は、《第四回 教材マスターの集い 国立会場》のお知らせです。 今回のテーマは, 「発達障がいのある子どものタスクオーガナイゼーション」です。 行動問題を起こさせないために重要なことのひとつに、環境設定があります。 今回は、理論と実践をとおしてこの方策をお伝えします。 具体的な実践方法や実践例もご紹介いたしますので、どうぞご期待ください。 「TASUCの療育について知りたい」という方も大歓迎です。 たくさんのご参加をお待ちしております! 日時:  平成 28 年 1 月 16 日(土)15:30~17:30 (開場15:15)                                                     講師:齊藤宇開(たすくグループ代表)    池田好(TASUC国立)          場所:Space Koyo(スペースコウヨウ) (国立市中 1-15-2向陽ビル5階)JR国立駅徒歩4分  受講料:一般 12,000円 学生 3,000円         保護者の方には 割引制度 がございます お申し込み 電話・FAX:042-505-9940             MAIL:kunitachi@tasuc.com 〈ずっと一緒だよ TASUC〉

12月8日 実行機能への配慮を

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 Kくんの療育では,「名前を書く」課題をおこないました。 今日の療育で重視したことは,実行機能への配慮です。 課題を始める前に共有した目標は「見本と同じ大きさで書くための工夫を考える」こと。 「どうすれば同じ大きさでかけるかな?」という先生の質問に,「自分の指を当てて, 大体の大きさを測る!」と宣言。 宣言通りに大きさを意識しながら書いた後,先生からの「どうだった?」という質問に, 「う〜ん…同じ!」と答えたKくん。 「本当に?どうやって同じ大きさに気をつけて書いたんだっけ?」ともう一度聞くと, 自分で考えた『指で大きさを測る』工夫を使って大きさの確認をすることができました。 <実行機能> 1、望ましい目標を想定する 2、目標を達成するための合理的な手順を考える 3、目標を達成するために課題に専心する 4、結果が最初の目標とどこまで一致しているか確認をする 今日の課題では、1の具体的な目標の設定と4の事後の確認をおこなうことで, 「名前を書く」という課題を達成することができました。 「どうすれば本人が目標を想定できるか」「確認するためにはどのような方法がいいか」 という点を,お子さんに合わせて考えていくことが,課題を達成するコツですね。

理解が先

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 先日,教室に通ってくださっているお子さんの学校に行き,支援者会議を行いました。 ご家族,学校の先生,発達支援事業所の方が集まり, お子さんの特性や配慮事項を中心に確認しました。 学力や生活スキル等の目に見える行動の裏には,どんな原因があるのか? 感覚処理の問題や,構造化の不足など,原因がわかれば対応が見えてきます。 「理解が先」 地域で暮らしていくために、ご家族だけでなく学校や地域の方にお子さんのことを正しく理解してもらうことの重要性を改めて感じた1日でした。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

たすく祭,頑張りました!

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こんにちは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 先週の土曜日プログラムでは,先日行われたたすく祭の打ち上げを行いました! 国立教室は第3位。 入賞を祝して,お子さん1人1人に国立教室の先生から賞状が授与されました。 「心からの宣誓が最高だったで賞」「思いがじーんと伝わる朗読だったで賞」など, たすく祭で頑張ったことを,賞状にして表彰。 先生にしっかり正対し,前を向き,いい姿勢で最期までかっこよく賞状を受け取ることができていました。 そして,頑張った後はお楽しみのワッフルパーティー! 午前中のグループは,お友達とトッピングを分け合いながら思い思いのワッフルを作りました。 たくさん果物やワッフルが食べたいけれど,他のお友達はどうかな? 相手のことを考え,「◯個あるから,◯個ずつ分ければいいね」などの提案をしながら,ワッフルパーティーを楽しみました。 午後のグループも,表彰式を行ってからワッフルパーティーを行いました。 ワッフルパーティーを通して,コミュニケーションツールを使いながら,構文をして先生に伝える練習をします。 言葉を整理して正しく構文し,細かな属性も使いながら相手に伝えることがねらいです。 お母さんのワッフルのトッピングを参考にしながら先生に伝えるお子さんや,自分の分だけではなく,お母さんのためにワッフルやトッピングをもらいに来るお子さんもいました。 頑張ったことを認めてもらう,褒めてもらう経験はお子さんの自己肯定感を高めるためにとても大切なことです。 本人が「できた!」「頑張った!」と感じながら,たくさんの人に褒めてもらう機会を作りたいですね。

10月20日 読みやすい工夫は?

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 TASUC国立は,たすく祭に向けた練習の真っ最中! 今年のたすく祭りのテーマは「朗読」です。 読む練習をすると同時に,チームで読むために自分の番まで「待つ」練習も必要です。 そのため,お子さんに合わせて,教材の工夫をして取り組んでいます。 Hくんは,担当ページが1番最後。 自分の順番が来るまでの見通しを持つために,本のページごとに担当のお子さんの顔写真を貼りました。 事前に誰が何ページ読むのかを,ページをめくって見通しをもってから練習開始です! 今,だれが読んでいるのか確認しながら自分の番を待ちます。 また,待っている間は,他の人が読んでいる文章を指なぞりすることに取り組みました。 あとどれくらいで自分の番になるかを確認できるので安心 「待つ」ためには,どれくらい待つかの見通しと,「待つ」ときに何をするかの目標想定が重要です。 お子さんの特性に合わせた教材を作成し,たすく祭優勝に向けて練習に取り組んでいきましょう! <ずっと一緒だよ TASUC国立>

10月13日 集中するための環境調整をしよう

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日の療育では,どのように感覚の調整をするか,という話題が出ました。 療育中に周りの話し声が気になり,「イライラするぞ〜」と集中が途切れがちだったKくん。 先生に「こんなのもあるよ」とイヤーマフを差し出されると,「つけてみたい!」とイヤーマフを装着してみました。 何種類かあるイヤーマフを試し,バンドがきつめのものを選んで勉強を再開! 周りの音が気にならなくなり課題に取り組むことができました。 将来自ら選択し使えるも考えよう。 場面に応じて必要なツールを使いながら,自ら学習しやすい環境を整える。 お子さんのニーズに合った機能的なツールや対処方法を一緒に考えていきましょう! <ずっと一緒だよ TASUC国立>

10月8日 たすく祭に向けて!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 来月に控えた一大イベント,たすく祭。 今年のテーマは「朗読」です。 お家でも練習ができるように,療育でもたすく祭の練習が始まりました! 課題文は「よだかの星」と「風の歌を聴け」です。 文章を読むことがとても得意なRくん。難しい漢字もよく知っていて,自信満々で読むことができます。 そこで,1つポイントとして「抑揚をつけて読む」ことをRくんと約束。 リズムをつけて読むために,まずは先生が読んで,そのあとにRくんが復唱。 先生が読んだ文章をよく聞いてから読むことで,抑揚をつけながら読むことができました! わかち書きになっているプリントを使って読む。お子さんに合わせて教材も変えていく。 感情を込めて読むことは,簡単なようで難しいですね。 まずは相手の声色をよく聞いて,模倣しながら読んでいきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

10月1日 相手が変わってもできるかな?

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 前期の振り返りも終わり,今週から後期の療育が始まりました。 人とコミュニケーションをとることが大好きな,Nくんとの療育でのエピソードです。 後期の療育では,「相手が変わっても,同じように頑張れるか」という般化の視点で,療育者が変更になりました。 休憩時間にブロックで上手に作品を作ることができたNくん。 この作品を先生に見てもらいたい!と,先生に作品を向けましたが,先生はお母さんとお話中…全く気付いてもらえません。 困ったNくんでしたが,PECSブックの表紙に,前期に練習した「見てください」のカードに気が付きました! バーに「先生 見てください」とカードを貼って,先生に渡すことで,無事先生に作品を見せることができました。 先生のカードを使って構文する。どうやって注意喚起をするかも重要。 たくさん人と話したいNくん。 違う相手でも自分のツールを使って,「伝わった!」「見てもらえた!」という経験をたくさんしていきたいですね。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月24日 お母さんがいなくても頑張った!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 アカウンタビリティ週間の国立教室では,お母さんが話している間,お子さんは1人で運動を行っています。 いつも運動を頑張ってくれているKちゃん,今日もいつも通り頑張って運動に取り組んでいました。 1つ目の運動が終わった後,Kちゃんは次に何をするかわからず,困ってしまいました。 いつもは,次にどうすればいいかヒントをくれるお母さんがいますが,今日は1人。 どうしよう…と考えていると,スケジュールがあることに気づきました。 スケジュールを見て,ボールが終わった後の活動を確認することで,Kちゃんは先生に「ボールが終わりました。次をやりましょう」と,自分から声をかけることができました。 困った時,頼りになるのはスケジュール。 時計を見て,次の活動までの時間をチェック。 困った時こそ,頼れるのはスケジュール。 自分で「これを見れば安心!」と思えるように,本人が使えるツールを携帯していきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月23日 「自ら」スケジュールを見て動こう

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 普段は,療育の後に運動をしているYちゃんですが,今日はいつもと違って運動だけのスケジュールでした。 ルーチンと違う活動の時に,人の指示ではなくスケジュールを頼りに戻れるかどうか。 療育で頑張ってきた,般化の場面です。 お母さんがいなくても,自らスケジュールを頼りに動く。 頑張るためのご褒美も,自分で決める! 本人が立ち止まっている時,ついつい「次は〜だよ」と声をかけてしまいがちですが,「次は?」と声をかけてもらったり,少し待ってもらうことで自らスケジュールに戻ることができていました。 困った時,人ではなく自分で判断して動けるように,スケジュールを丁寧に取り組んでいきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC>

9月19日 敬老の日の手紙を送ろう

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こんにちは、TASUC国立教室茂手木雪絵です。 今日の土曜日プログラムでは、いつもの運動を行ったあと、敬老の日の手紙作りを行いました。 午前中は、未就学のお子さんがお母さんと一緒に手紙書き。 お母さんに見本を書いてもらい、ガイドをしてもらいながらメッセージと自分の名前を書きました。 ガイドで先生やお母さんと一緒に手紙を書く。 次の時間のお子さんたちは、1cm幅の罫線からはみ出ないように、綺麗な文字で手紙と名前を書くことがねらいです。 おじいちゃん、おばあちゃんに感謝の気持ちを伝えるため、文章を考えました。 メッセージを書いたあとは、手紙に絵を描いたり、色を塗ったりしてオリジナルの手紙にカスタマイズ! 書いた手紙は,その日のうちにポストに投函。 「おじいちゃん、おばあちゃんは喜んでくれるかな?」とみんなワクワクした表情でした! 午後は、お母さんやお父さんと一緒に文章を考えて、見本の文章を模写することと名前書きに取り組みました。 色ぬりの時には、紅葉の色を秋らしい色で揃えたり、自分の大好きなカエルをテーマにして色をぬったりイラストを描いていたお子さんも。 メッセージをお父さんと相談。 心を込めて色ぬり。はみ出ないように、丁寧に。 ポストに投函!無事に届きますように。 誰かに喜んでもらいたい!という気持ちはなによりのモチベーション。 貢献欲を満たしながら、活動に取り組んでいきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月18日 自己肯定感を高めよう!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日のMちゃんの療育では,タオル干しを通して「事前に頑張るポイントを確認」することに取り組みました。 具体的には,「タオルを広げる時には,肘を伸ばす」「床に膝がつかないようにしゃがむために,足の裏を全部つける」「最後の確認では,タオルが重なっていないかチェックする」といった項目をポイントにしました。 課題のポイントをいくつか提案して,本人と事前に確認。 クリアするための項目を明確にする。クリアしたらランクアップ! 「先生やお母さんは,ここをチェックしてるよ」と明確に伝えて,とにかくそこを褒める! 最後の振り返りで,「肘を伸ばして頑張ってたね」「はじめにタオルを持ってきてくれて,とても助かったよ」とMちゃんに伝えると「やった!」と嬉しそうな表情を見せてくれました。 勉強をする時に,ついつい「これはこうして」「ここはもっとこうするといい」と 本人がやっている時に声をかけてしまいがちですが,先生にとっては「アドバイス」でも,やり始めてから指摘されたお子さんにとっては「否定された」と感じてしまうことも。 本人が自信を持って活動に取り組み,自己肯定感を高められるように,褒めるタイミングや方法を一緒に確認していきましょう! <ずっと一緒だよ TASUC国立>

第三回 教材マスターの集いのお知らせ

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こんにちは,TASUC国立の池田好です。 《第三回 教材マスターの集い 国立会場》のお知らせです。 今回のテーマは, 「たすくメソッドと療育プログラム 生活を支える 三種の神器〈スケジュール〉」です。 スケジュールは,自ら作成して活用することが「自立」につながる大切なツールの一つです。一方で,予告することで心的な構えをもたらしたり,活動の変更に際して納得したりするための「発達障がい」のあるお子さんが困らないようにするための必須のツールということができます。 後半は実際の療育の様子をVTRで具体的にお伝えします。 「TASUCの療育について知りたい」という方も大歓迎です。 たくさんのご参加をお待ちしております! 日時:  平成 27 年 10 月 3 日(土)13:30~15:30 (開場13:15)                                                     講師:齊藤宇開(たすくグループ代表)    池田好(TASUC国立)          場所:さくらホール(商協ビル2階) (国立市東 1-4-6)JR国立駅徒歩3分  受講料:一般 12,000円 学生 3,000円        保護者の方には 割引制度 がございます お申し込み 電話・FAX:042-505-9940                       MAIL: kunitachi@tasuc.com 〈ずっと一緒だよ TASUC〉

9月17日 自分の楽しみはなんだろう?

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 いつも勉強や運動を頑張っているKちゃんですが,「頑張ってくれているんだけど, 楽しみなことが少ないんじゃないか」と,お母さんはちょっと心配。 頑張った後の楽しみなことはなにか,お母さんと一緒に整理をしました。 Kちゃんに楽しみなことを確認し,シートでランク付けと分類をしながら整理する。 お母さんから「いつも楽しみにしてるおやつ,あったよね?」 「明日は,すごく楽しみにしていたことがあるんじゃなかったっけ?」などと ヒントをもらうことで,本人が気づかずに楽しみにしていたことに気付くことができました。 お母さんも,「一緒に整理することで,発見が多かった」と納得。 ジャンルで整理することで,そこから派生して本人の楽しみを広げていくこともできますね。 楽しみなことや,楽しい活動をたくさん増やして, 「頑張った後にはいいことがある!」とお子さんが感じられるようにしていきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC>

9月15日 心構えをしておくと、安心!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 毎回仲良しの妹さんと一緒に教室に来てくれているTくん。 一緒にお勉強に来ていた妹が何をしているのか,いつ自分のところに来るのか気になります。 一人で集中して勉強をしたいのですが,どうすれば妹に気持ちが伝わるだろう? 自分だけではなく,妹のスケジュールも並列で提示し,事前に妹が来るかもしれない タイミングを一緒に確認。 そして,勉強中に妹が来た時にはなんて言えばいいか,幾つか言葉のレパートリーを 付箋に書いて確認をしました。 並列スケジュール。一緒に書き込みながら整理する。 適切な言い方を考えよう。 何度か妹がお兄ちゃんの勉強が気になって隣に来た時に,事前に確認した言葉の付箋を 見ることで,落ち着いて気持ちを伝えることができました。 不安になりやすい状況を想定して,場面にあった言葉を事前に考えながら, 安心して活動に集中できる環境を作っていきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月11日 「待つ」技術

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 TASUCでは,自宅でお母さんと一対一で療育を行ってもらっています。 週に一度の教室での療育は客観的にお子さんを見る良い機会です。 今日の読書の課題の途中で,ふとペラペラと浮く本のページが気になったMくん。 ついここで本をめくってもらうために,少しページを浮かせたり,「めくって」と 急かしてしまいがちです。 でも,今日のお母さんとの目標は「主体性」を引き出すこと。 そのために,促しを抑えてぐっと「待つ」。 声がけを「次は?」というワードに絞り,本人が自ら次に進めるよう, 「3分は待つ!」と信じて待つ時間を決めました。 お母さんも,先生も,本人の力を信じて待つ。 しばらくして,自らページをめくり,本を読み進めることができました! 読み終わった後は,周りにいた人全員で拍手喝采。お見事! 先生の音を聞いて,合わせて指差しをする。「見て,聞く」が重要。 具体的に何分までは待とう,声がけは1つだけにしよう,など,暗黙知になっている 支援技術を客観的に見ることで,改めて家庭療育に生かしていけますね。 お母さんが何気なくしている支援技術も,共有することでさらに療育が深まります。 「自分でできたぞ!」と達成感を感じた時の満足げな笑顔が,たくさん見られるように お子さんに合わせた支援技術を,一緒に確認していきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月10日 楽しみを確認しよう!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日の療育では,時間の幅を意識するために壁スケジュールを使いました。 様々なおもちゃから好きなおもちゃを選べる「選ぶチケット」をゲットするために, 壁スケジュール上で約束をしました。 選ぶチケットをもらう時間,チケットのゲットするための課題のポイントを事前に確認してから,勉強をスタート! それにより,選ぶチケットを楽しみに課題のポイントを守って取り組むことができました。 壁スケジュールで,時間の幅を意識する。楽しみな活動はいつ? チケットをためることをモチベーションに,勉強を頑張る。 知識豊富で,いろんな情報をインターネットから調べることが得意なお子さん。 学校からの帰り道,調べたいものを考えながらそれを楽しみに帰ってきます。 楽しみなインターネットと宿題の時間を確認して,放課後の時間を有意義に過ごしましょう! ずっと一緒だよ TASUC>

9月9日 褒められると嬉しい!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 午後のウェルネスでの一場面。 アセスメントで共有した身体づくりのねらい「体幹の保持」を達成するために, 望ましい目標を想定して運動を行うためのツールを使いながら, 運動を行いました。 その目標に沿ってお母さんにも評価をしてもらいます。 綱引きでは「身体をまっすぐにする」ことが目標のお子さん。 脇を締めることを共有するだけでなく, 具体的にどの身体の部位をどう動かせばいいのかをシミュレーションすることがポイントでしたね。 「脇をしめるって,どういうこと?肘を…?」 と聞くと,療育で確認したイメージを想起し, 「肘をつける!」といいながら脇を締めて綱を引くことができました! 先生との勝負にも見事勝利!! 身体の動きを言語化し,具体的に伝えることで,イメージしやすくなりますね。 写真入りのポイント表。姿勢を保持して力強く綱を引くためにはどうすればいいかな? 少し頑張れば達成できる目標を設定することで,「できた!」「頑張った!」という 達成感を感じながら,運動にチャレンジしていきましょう! <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月8日 わかりやすく伝えるために

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 三種の神器でもある「コミュニケーション」についての一場面です。 課題の時間を変更してほしいときに 「(時間が)過ぎた!」と先生の顔を見て言ったKくん。 先生が「何?どういうこと?」と聞くと, 勉強が始まる前に「どんな伝え方だとわかりやすいかな?」とポイントを3つ確認したシートと伝え方のリマインダーを見て,言い直すことができました。 「次の勉強を25分にしたいです。なぜなら,時間が過ぎてしまったからです。」 わかりやすい!! 目標設定シートと,吹き出し型の論理的に伝えるためのリマインダー ツールを活用しながら, 自ら「論理的に話すことで,自分の気持ちが伝わった!」 という経験をこれからも増やしていきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月5日 社会性プログラムとティータイム

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 午前中は社会性プログラムを実施しました。 ロールプレイを使ったワークを通して,どんな話し方だと自分も相手も 気持ち良くなれるか考え,実際のゲームの場面で活用できるかチェックします。 自分のことも相手のことも考える「さわやかさん」になるためには? 子どもたちがイメージしやすい場面を通して,言い方を考える 話し方の特徴を捉える。いばっていた?相手のことを考えられていた? 最後に,お母さんからのフィードバック。どんな「さわやか」ワードを言えたかな? 午後は,ウェルネス&ティータイム。 前回に引き続き,コミュニケーションは属性を入れた要求をすることが狙いです。 回数を重ねてきたことで,属性の幅が広がってきました。 記録をつけながら,お子さんのコミュニケーションを客観的に記録を取っていきます。 属性を入れた要求。初めて食べるものは,まず短いもので味見をしてみるお子さんも。 パターンで好子を選びやすいお子さんも,徐々にチョイスができるように。 どんな時でも,正対して伝える。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月4日 自分で学習環境を整えよう

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 学習する上で,自分に適した集中できる環境を作ることはとても大切です。 ですが,どんな状況で,どんなツールを使えばいいのか。 一人で考えることは難しいですね。 今日の療育では,周囲の音が気になり集中することが難しいお子さんに, どのような対策をとれば集中できるか,実際にツールを選択して,試しながら 療育を行いました。 たくさんのツールから,自分に適したものを選ぶ 実際に使って,効果を実感。自分の集中できる環境はこれかな? <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月3日 自分の思いを「自ら」伝えたい!

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日の療育は,コミュニケーションがトピックに上がりました。 言いたいことはたくさんあるけれど,正しく構文して相手に伝えることが課題。 リマインダーを用いて,きっかけを作ることで三語文以上の構文をして 表出をすることができました。 持ち歩き用のリマインダー。いつでもどこでも使える! 「自ら」表出ができるよう,どのようなツールが合っているか お子さんに合わせて考えていきたいですね。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

9月1日 ご褒美までの時間はどれくらい?

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こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日から9月になりましたね。 夏休みも終わり,新しい学期も始まりますので,お子さんが不安にならないように スケジュールの確認が重要です。 お子さんがどのくらいスケジュールを見通せるか,楽しみな活動までの区切りは どれくらいなのか。 楽しみにしている活動までの時間が長すぎると,頑張りきれずに くじけてしまうこともありますね。 お子さんが一番頑張れる時間を見極めて,楽しみを期待して最後まで頑張れるよう, お家でもスケジュールを組んでいきましょう。 楽しみにしているお人形遊びを目指して,勉強に取り組む 楽しみな活動も「◯◯あるよ」と声をかけるのではなく,自らスケジュールを見て 楽しみを確認し,主体的に動いていけるよう,声がけやスケジュールの見せ方を 考えていきましょう。 <ずっと一緒だよ TASUC>

第2回家族会を開催しました!

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こんばんは。TASUC国立教室の松永優佳子です。 夏休み最後の日曜日、 (地域によっては、新学期が始まったところもありますが) TASUC国立教室では 第2回家族会〜ノルディックウォーキングとBBQ!〜を実施しました。 今回は,それぞれのねらいに合わせたウォーキングと, 保護者の方が主体になって準備をしてくれたBBQの2本立てです。 あいにくの天気でしたが、そこはたすく魂 雨にも負けず、いざ出陣! 不慣れな合羽でも,ゴールを目指してひたすら歩きます。 雨の日だからこそ,前の人をしっかりと見て,一定のペースで! 「頑張ってるね!」「あと少しだよ!」「良いペース!」 自分のお子さん,周りのお子さん,時には子供同士でも, お互いを励まし合う言葉が行き交っていました。 頑張って歩ききった後は,お待ちかねのBBQ! お父さん・お母さんたちが準備してくれていました。 共同作業で,大人も子どもも,自然と1つにまとまります。 見守る視線も,真剣です。 家族が主体となり, みんなで作り上げていく, それが“家族会”! 一緒に一つのことに挑戦し, 家族同士が繋がっていく そんな会を,これからも重ねていきましょう!

8月27日 年に一度の特別な日

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みなさんこんばんは。TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 本日は,アセスメントを行いました。 アセスメントは,年に一度の特別な日。 お子さん1人1人に応じて計画したプログラムを1日かけて実施します。 スタッフ・ご家族・学校の先生などお子さんに関わる全ての人が一堂に会し, ピークの力を確認し,今年度の具体的な療育の方針を確認します。 スケジュールに「自ら」戻る。 相手と適切な距離を取り,正対する。 感覚処理の問題は重要。感覚を満たすためには,どんなツールが必要? 昨年のアセスメントで共有したねらいを,1年かけて達成したことを確認しました。 ご家庭で,毎日欠かさず記録を取りながら療育を続けてきた成果が発揮されましたね! TASUC・ご家庭・学校との協働で,一貫性を持った療育を行うことの 重要性を改めて感じました。 また新たな目標に向けて,一緒に頑張りましょう! <ずっと一緒だよ TASUC国立>

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